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夏の花真っ盛りです(2008年8月15日)

お盆に入り、屋敷森では夏の花が咲いています。

サルスベリ、ミソハギ、メハジキ、ナツズイセン、ヤブガラシ、ムクゲ、ヒヨドリジョウゴなどが花を咲かせているほか、ホオズキの実が色づいています。


ナツズイセン

ナツズイセンはユリのような花に見えますが、ヒガンバナの仲間です。ユリの仲間とヒガンバナの仲間は、花の中で子房(将来、果実になる部分)がつく位置で見分けがつきます。ユリの仲間は子房が花びらや雄しべのつけ根よりも上にあるのに対し(子房上位)、ヒガンバナの仲間は子房が花びらや雄しべのつけ根よりも下にあります(子房下位)。ナツズイセンの花をみると、花がすぼまって茎(花茎)とつながる部分に子房があり、その場所がふくらんでいるのがわかります。


ホオズキ

お盆の飾りやほおずき市で有名なホオズキはナスの仲間。熟すとオレンジ色に色づく提灯の部分は、花が終わった後にガクが合わさったものです。ホオズキの名の由来は、子ども達が頬に実を入れ、つぶして音を出して遊んだことからついたという説と、「ホオ」と呼ばれていたカメムシがしばしばホオズキに群生することから、「ホオ」に好かれるが転じてホオズキになったという説があります。写真の上側にも、カメムシがホオズキの茎から吸汁しているのが写っています。このカメムシはホオズキカメムシという種類のようです。

(きたざわ)

蝉時雨の屋敷森 (2008年8月15日)

 お盆、夏真っ盛りの屋敷森は、蝉時雨に包まれています。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、ニイニイゼミの大合唱。目を閉じて聞き入ると、蝉の鳴き声以外はまったく何も聞こえず、まるで違う世界に引きずりこまれてしまったような、そんな錯覚を覚えてしまうくらいのパワーがあります。屋敷森の外からはクマゼミの声や、遠くからヒグラシの声も聞こえてきました。
 よく蝉の命は短いものといいますが、アブラゼミでは5~6年ほどを地中で過ごした後、地上で羽化して数週間の成虫期間を過ごします。この数週間に次の命を残さなければなりません。セミの声のパワーは数週間という短い間にパートナーを探す必死さが伝わってきているのかも知れません。

アブラゼミ&ミンミンゼミ



 そんな必死に生きるセミたちでも、自然の掟に抗うことはできません。仲間達が求愛の歌を必死に唄う横で、アブラゼミがオニグモの巣にかかっていました。すでにオニグモの糸で縛られ、ハネを動かすこともできません。かわいそうな気もしますが、このアブラゼミの命でオニグモの命がつながり、オニグモを餌にする鳥などの命がつながっていくのです。そう考えると、我々が食べているものも元々は他の生きものの命。あだやおろそかに残したりできませんね。


オニグモ


 日が傾き夜のとばりがおり始めると、あれほど大合唱をしていたセミたちの歌が聞こえなくなります。そのかわり「スイーッチョ、スイーッチョ」、「リーリーリー」、森や草原から別の生きものの声が聞こえてきます。夜の鳴く虫、キリギリスやコオロギたちです。ハネや脚を使って音を出し、求愛の曲を奏でます。
 昼間の屋敷森で、夜の出番を待っているサトクダマキモドキを見つけました。長くて細い触角が目立つキリギリスの仲間です。腹部の先端にピンク色の産卵管が見えているので、どうやらメスのようです。
 今年も暑い夏ですが、虫たちにとっては大事な夏。そんな虫たちの姿を見に、屋敷森にぜひおいでください。

サトクダマキモドキ


(きたざわ)

Tag : 光が丘公園 屋敷森 自然 セミ 昆虫

屋敷森の生きものたちvol.2が完成しました!

屋敷森の生きものたち2



屋敷森の四季の自然をご紹介する掲示「屋敷森の生きものたち」の第2号が完成しました。5月下旬から現在までに見られた動植物を紹介しています。
屋敷森の入口掲示板とバードサンクチュアリの掲示板に掲示中です。

(北澤)

虫たちも夏模様です(2008年7月16日)

夏の様相を見せているのは植物だけではありません。虫たちも夏のにぎわいを見せています。夏と言えばセミの鳴き声ですが、夏早くに鳴くニイニイゼミに加え、今日はヒグラシやアブラゼミの鳴き声も確認できました。虫たちも夏へと模様替えしているようです。


おおしおから

セミの鳴き声に包まれた屋敷森にオオシオカラトンボがとまっていました。シオカラトンボに似ていますが、シオカラトンボの目(複眼)が青いのに対し、こちらは黒い目をしています。体型もズングリした感じです。光が丘公園から4kmほど離れた石神井公園の水辺観察園でオオシオカラトンボが産卵をしているのを見ましたが、メスが産卵している最中、交尾した相手のオスがメスのすぐ上をつかず離れず飛び、他のオスが近づくと「あっちへ行け!」といわんばかりに近づいてきたオスを追いはらっていました。トンボは交尾をする際に、前に交尾したオスの精子を新しく交尾したオスが抜き取ってしまうそうです!ビックリです。オオシオカラトンボは自分の子孫を守るため、メスにぴったり付き添ってボディーガードをしているんですね。


マメコガネ

これはマメコガネというメタリックな緑色と茶色がきれいなコガネムシの仲間です。体の大きさは1cmくらいで小さな種類なのですが、実はアメリカでは非常に恐れられている昆虫です。
この写真ではエビヅルというブドウの仲間の葉の上に乗っているのですが、葉が食べられてボロボロになっているのが分かります。マメコガネはブドウの仲間やマメ科の植物を好んで食べますが、それらは人間が好きな食べ物でもあります。日本ではあまり作物の害虫として問題にはなっていないようですが、アメリカでは「ジャパニーズ・ビートル」という名で呼ばれ、マメ科作物の他、バラやカンナ、サルスベリの仲間等の園芸植物に大被害を及ぼしているそうです。
外来種問題というと、「国土が狭く海に囲まれて敵や競争相手が少ない中でのんびりと過ごしてきた日本の生きものたちが、敵や競争相手が多い中でたたき上げられてきた大陸の生きものたちに侵略されている!」と思いがちですが、逆の状況も少なくないようです。マメコガネだけでなく、植物のクズやイタドリが、アメリカやイギリスなどで大繁茂しているそうです。この場合は「ガンバレ、日本!」なんて言っている場合ではないですね(^^;)

(北澤)

夏の花が咲き始めています(2008年7月16日)

湿度も温度も高い今日この頃。天気予報ではいまだ梅雨明け宣言は出ていませんが、屋敷森の植物の世界は夏へと突入したようです。ミソハギやハグロソウ、メハジキ、ヒメヒオウギズイセン、ヤブミョウガ、フヨウなどが花を咲かせています。


ミソハギ

梅雨を象徴するアジサイの花が終わりかけ、その横でミソハギが紅紫色の花をちらほらと咲かせ始めました。夏を彩る鮮やかな花の色は、遠くから見ても一目でミソハギだと気づかせてくれます。
ミソハギは漢字で書くと「禊萩」。神事の前に罪や穢れを祓い清めるためにおこなう禊(みそぎ)の際、麻などに水を含ませて息を吹き、その麻で身体を撫でることによって自分自身を祓い清めていたそうですが、お盆の時期になると、麻の代わりにミソハギを用いるようになった、というのが名前の由来だそうです。今でも仏前に供えられることが多いのは、こうした背景からかも知れません。



メハジキ

同じピンク色の花でも、メハジキはやや控えめに花をつけています。メハジキも不思議な名前ですが、漢字で書くと「目弾き」。メハジキの茎を短く切って目に挟み、目を開かせて遊んだため、と言われています。よく考えると危険な遊びですが、子ども達は「閉まらない~!」とか言いながら、面白がりそうですね。なぜメハジキが選ばれたのかはよく分かりませんが・・。



やぶらん

明るい草はらから林の中にはいると、足元にヤブランの薄紫色の花穂が揺れていました。秋になると黒く熟した種(果実の様に見えるむき出しの種)が実ります。黒光りするこの種は美味しそうに見えますが、あまり食べられる部分はありません。それでも色々な場所に生えていますので、だれかが食べて種子を運んでいると思われます。一体誰が食べているのでしょうか?
この疑問は、バードサンクチュアリの中で見つけたタヌキの糞によって解決されました。フンの中にヤブランの種が入っているのを見つけたのです。林床性の鳥が食べているかどうかも気になりますが、少なくともヤブランはタヌキに散布を手伝ってもらっているようです。

(北澤)

Tag : 光が丘公園 屋敷森 自然 植物 ミソハギ、メハジキ、ヤブラン

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