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蝉時雨の屋敷森 (2008年8月15日)

 お盆、夏真っ盛りの屋敷森は、蝉時雨に包まれています。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、ニイニイゼミの大合唱。目を閉じて聞き入ると、蝉の鳴き声以外はまったく何も聞こえず、まるで違う世界に引きずりこまれてしまったような、そんな錯覚を覚えてしまうくらいのパワーがあります。屋敷森の外からはクマゼミの声や、遠くからヒグラシの声も聞こえてきました。
 よく蝉の命は短いものといいますが、アブラゼミでは5~6年ほどを地中で過ごした後、地上で羽化して数週間の成虫期間を過ごします。この数週間に次の命を残さなければなりません。セミの声のパワーは数週間という短い間にパートナーを探す必死さが伝わってきているのかも知れません。

アブラゼミ&ミンミンゼミ



 そんな必死に生きるセミたちでも、自然の掟に抗うことはできません。仲間達が求愛の歌を必死に唄う横で、アブラゼミがオニグモの巣にかかっていました。すでにオニグモの糸で縛られ、ハネを動かすこともできません。かわいそうな気もしますが、このアブラゼミの命でオニグモの命がつながり、オニグモを餌にする鳥などの命がつながっていくのです。そう考えると、我々が食べているものも元々は他の生きものの命。あだやおろそかに残したりできませんね。


オニグモ


 日が傾き夜のとばりがおり始めると、あれほど大合唱をしていたセミたちの歌が聞こえなくなります。そのかわり「スイーッチョ、スイーッチョ」、「リーリーリー」、森や草原から別の生きものの声が聞こえてきます。夜の鳴く虫、キリギリスやコオロギたちです。ハネや脚を使って音を出し、求愛の曲を奏でます。
 昼間の屋敷森で、夜の出番を待っているサトクダマキモドキを見つけました。長くて細い触角が目立つキリギリスの仲間です。腹部の先端にピンク色の産卵管が見えているので、どうやらメスのようです。
 今年も暑い夏ですが、虫たちにとっては大事な夏。そんな虫たちの姿を見に、屋敷森にぜひおいでください。

サトクダマキモドキ


(きたざわ)
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Tag : 光が丘公園 屋敷森 自然 セミ 昆虫

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