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冬は鳥見の季節です

光が丘公園屋敷森では、木々が葉を落とし、裸になった梢の上を、鳥たちが元気に飛び回っています。運がよければ、「チチチッ、ギーッ」という鳴き声や羽音とともに、コゲラやシジュウカラ、エナガなどの小鳥類が群れになってやってくることもあります。小鳥たちの群れに囲まれながら、目を閉じていると、街中にいるのにまるで山奥に来ているような気分になります。

シジュウカラ

コゲラ

シジュウカラ(上)とコゲラ(下)が混群を作っていました。屋敷森のフェンス沿いに生えているカジノキの枝を長い間つついていました。越冬中の虫でも探していたのでしょうか。

(きたざわ)
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Tag : 自然 屋敷森 光が丘公園

クモの脱皮(2008年9月22日)

残暑が一段落した心地よい日中に、屋敷森の木陰にジョロウグモの巣を見つけました。小さいのがオス、大きいのがメスのようです。でもよく観察してみると、メスの体がだらんと脱力しているのに気がつきました。「死んでいるのかな・・」と思いつつメスのお尻をみると、糸が伸びています。その糸の先には、ぬぎたてホヤホヤと思われる脱皮殻がくっついていました。当たり前ですが、クモも脱皮するんですよね。調べてみると、オスで7回、メスでは8回ほどの脱皮を繰り返し、成虫になるのだそうです。脱皮したてのメスグモは1時間経過してもまだぶら下がったままでした。まだ明るい日中に、こんなにも長々と脱皮していられるなんてクモは天敵が少ないのだな、と改めて感心しました。


ジョロウグモ
脱皮したてのジョロウグモ♀


(きたざわ)

蝉時雨の屋敷森 (2008年8月15日)

 お盆、夏真っ盛りの屋敷森は、蝉時雨に包まれています。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、ニイニイゼミの大合唱。目を閉じて聞き入ると、蝉の鳴き声以外はまったく何も聞こえず、まるで違う世界に引きずりこまれてしまったような、そんな錯覚を覚えてしまうくらいのパワーがあります。屋敷森の外からはクマゼミの声や、遠くからヒグラシの声も聞こえてきました。
 よく蝉の命は短いものといいますが、アブラゼミでは5~6年ほどを地中で過ごした後、地上で羽化して数週間の成虫期間を過ごします。この数週間に次の命を残さなければなりません。セミの声のパワーは数週間という短い間にパートナーを探す必死さが伝わってきているのかも知れません。

アブラゼミ&ミンミンゼミ



 そんな必死に生きるセミたちでも、自然の掟に抗うことはできません。仲間達が求愛の歌を必死に唄う横で、アブラゼミがオニグモの巣にかかっていました。すでにオニグモの糸で縛られ、ハネを動かすこともできません。かわいそうな気もしますが、このアブラゼミの命でオニグモの命がつながり、オニグモを餌にする鳥などの命がつながっていくのです。そう考えると、我々が食べているものも元々は他の生きものの命。あだやおろそかに残したりできませんね。


オニグモ


 日が傾き夜のとばりがおり始めると、あれほど大合唱をしていたセミたちの歌が聞こえなくなります。そのかわり「スイーッチョ、スイーッチョ」、「リーリーリー」、森や草原から別の生きものの声が聞こえてきます。夜の鳴く虫、キリギリスやコオロギたちです。ハネや脚を使って音を出し、求愛の曲を奏でます。
 昼間の屋敷森で、夜の出番を待っているサトクダマキモドキを見つけました。長くて細い触角が目立つキリギリスの仲間です。腹部の先端にピンク色の産卵管が見えているので、どうやらメスのようです。
 今年も暑い夏ですが、虫たちにとっては大事な夏。そんな虫たちの姿を見に、屋敷森にぜひおいでください。

サトクダマキモドキ


(きたざわ)

Tag : 光が丘公園 屋敷森 自然 セミ 昆虫

虫たちも夏模様です(2008年7月16日)

夏の様相を見せているのは植物だけではありません。虫たちも夏のにぎわいを見せています。夏と言えばセミの鳴き声ですが、夏早くに鳴くニイニイゼミに加え、今日はヒグラシやアブラゼミの鳴き声も確認できました。虫たちも夏へと模様替えしているようです。


おおしおから

セミの鳴き声に包まれた屋敷森にオオシオカラトンボがとまっていました。シオカラトンボに似ていますが、シオカラトンボの目(複眼)が青いのに対し、こちらは黒い目をしています。体型もズングリした感じです。光が丘公園から4kmほど離れた石神井公園の水辺観察園でオオシオカラトンボが産卵をしているのを見ましたが、メスが産卵している最中、交尾した相手のオスがメスのすぐ上をつかず離れず飛び、他のオスが近づくと「あっちへ行け!」といわんばかりに近づいてきたオスを追いはらっていました。トンボは交尾をする際に、前に交尾したオスの精子を新しく交尾したオスが抜き取ってしまうそうです!ビックリです。オオシオカラトンボは自分の子孫を守るため、メスにぴったり付き添ってボディーガードをしているんですね。


マメコガネ

これはマメコガネというメタリックな緑色と茶色がきれいなコガネムシの仲間です。体の大きさは1cmくらいで小さな種類なのですが、実はアメリカでは非常に恐れられている昆虫です。
この写真ではエビヅルというブドウの仲間の葉の上に乗っているのですが、葉が食べられてボロボロになっているのが分かります。マメコガネはブドウの仲間やマメ科の植物を好んで食べますが、それらは人間が好きな食べ物でもあります。日本ではあまり作物の害虫として問題にはなっていないようですが、アメリカでは「ジャパニーズ・ビートル」という名で呼ばれ、マメ科作物の他、バラやカンナ、サルスベリの仲間等の園芸植物に大被害を及ぼしているそうです。
外来種問題というと、「国土が狭く海に囲まれて敵や競争相手が少ない中でのんびりと過ごしてきた日本の生きものたちが、敵や競争相手が多い中でたたき上げられてきた大陸の生きものたちに侵略されている!」と思いがちですが、逆の状況も少なくないようです。マメコガネだけでなく、植物のクズやイタドリが、アメリカやイギリスなどで大繁茂しているそうです。この場合は「ガンバレ、日本!」なんて言っている場合ではないですね(^^;)

(北澤)

おもしろい虫たちの森(2008年7月2日)

梅雨の晴れ間、雨の時には葉の裏などでじっとしていた虫たちが、このときとばかりに活動していました。今日は植物の世界を離れて、昆虫たちの森を垣間見てみます。


おおかまきり


ちょうど咲き始めたばかりのハグロソウの葉の上にいたのは、オオカマキリの幼虫。羽はまだ小さく、親のようには飛べませんが、鎌は立派なものです。一人前にゆらゆらと揺れながら、獲物を狙っていました。


ササグモ


オオカマキリのゆらゆらダンスを堪能してハンゲショウの咲いている辺りを見回していたら、おもしろいクモを発見しました。脚に生えている長く黒い毛が特徴的なササグモです。もっと近づこうと思ったら、ピュッと跳んであっという間に草陰に隠れてしまいました。何のためにこんな毛を生やしているのでしょうか?だれか知っていたら、教えてください。

(きたざわ)

Tag : 自然 屋敷森 光が丘公園 ササグモ オオカマキリ

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